仲善からのお知らせ

お知らせ

  • 2005年09月21日 11:42
  • イベント関連

満月の夜、いのちの饗宴

くるくまの森で「いのちの饗宴」イベントが開催されました。

050921_1.jpg


050921_4.jpg

9月18日、旧暦8月15日の満月の夜、くるくまの森で「いのちの饗宴」と題した音楽イベントが開催されました。イベントを呼びかけたのは、タイ在住のデザイナーさとううさぶろう氏。さとう氏はタイ北部の伝統織物の復興プロジェクトを通して現地の人々の雇用や社会問題に貢献し、広く地球環境や平和問題を訴えている方です。さとう氏の呼びかけに応えて、京都や仙台、ロスアンゼルスでも「いのちの饗宴」が開催されました。

心地よい夕暮れのそよ風の吹く中、6時の開場時間には駆けつけた人々で長蛇の列ができました。主催者の予想をはるかに超え、最終的には500名以上の入場者で会場はいっぱいに。

イベントの趣旨を伝える主催者の挨拶の後、アフリカンパーカッショニストのオスマン・オランド・ビングルさんのドラムビートでイベントがスタート。誰もがよく知っている「シャボン玉」などの童謡をアレンジした親しみやすい曲を次々と披露。続いて、さまざまな民族楽器を自在に操る丸山祐一郎さんの演奏が進む中、東の空にはややおぼろげな満月が顔を出しました。

この日のために結成された合唱隊のコーラスが会場に響きわたる頃、突如、霧雨が降り始めました。これ以上強く降ったらイベントは中断するかもしれない。関係者の顔に不安がよぎった瞬間、なんと西の空に虹がかかったのです。満月の夜にだけ現れる幻の虹。その名もナイトレインボーと呼ばれ、ハワイでは幸福のしるしとして喜ばれている、とても珍しい自然現象なのだそうです。

会場の周辺にいたスタッフは、神秘的な虹の姿に驚きと感激を隠しきれない様子。あらためて、くるくまの森に与えられた自然の素晴らしさを肌で感じていました。

満月と虹の祝福を受けて、メインゲストの日出克さんが、自然の岩を使ってできた舞台に立つとイベントはいよいよ佳境に。最後は、出演者全員がステージに立って、平和と地球環境へのメッセージが込められた歌でいのちの饗宴はクライマックスを迎えました。

出演者とこのイベントを裏方で支えてきたスタッフは総勢60名余り。一人一人の熱い思いが、くるくまの森の満月の夜で一つになった素晴らしい出会いの瞬間でした。主催者のみなさん、お疲れさまでした! くるくまの森でイベントを開いていただき、ありがとうございました!

2005年09月21日