仲善からのお知らせ

お知らせ

  • 2011年12月01日 06:00
  • その他

「仲善の43年を語る『薬草とともに生きる』仲本勝男」第4回(最終回)

 
連載の第4回(最終回)をお届けいたします。(全4回)


 

 

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良い商品にもっと磨きをかける


 倒産の後、私は「分不相応なことはしない」ということ、「ブームに飛びつかず、いまある資産にもっと磨きをかける」ということを心に決めています。事業を展開する上で、つねに身の丈にあった内容かを一つの判断材料としていますし、新しい素材に手を広げるのではなく、クミスクチンやグァバ、うっちんなど、創業当初から私たちの会社が扱っている商品を、もっともっと良い製品に高めていきたいと考えています。

 一つの例外が90年代から手がけているノニ。いろいろ研究と調査をし、「この素材はすばらしい」と惚れ込んで、商品化することにしました。各地のノニを見て歩きましたが、フィリピンの海岸沿いに自生しているノニの成分がもっとも優れていることを突き止めました。ノニに「社運をかける」といっても過言ではありません。自家用車のナンバープレートは「1212(ノニノニ)」にしましたし、娘が拾ってきた犬にも「ノニ」という名前をつけました。この商品も、飲みやすいように、手に入れやすいように、もっともっと磨きをかけていくつもりです。

 くるくまの森では約150種類の野草を育てていますが、効果を十分に引き出すため栽培〜製造過程での研究にも力を注いでいます。

 私は数年前から毎朝四時半に起き、水平線から上る朝陽をくるくまの森から撮るようになりました。毎日ブログにアップしていますが、回数も2000回を超え、ありがたいことにメールやコメントをくださる方々も増えています。写真を撮り始めてからまったく風邪を引かなくなりましたし、赤い太陽を見ていると、そこから大きなエネルギーをもらっていることを感じます。そして感謝の気持ちがわいて来ます。

 野草は西洋医学のような対症療法ではありません。ジワジワとゆっくり効いてくるものなのです。例えばクミスクチンは腎臓に効果を発揮すると言われ、ノニや春うっちんは免疫力を高めてくれると言われてます。でも、それは薬のようにすぐ結果が現れるものではない。継続して初めて何か体に変化が見えてくるものなのです。それをみんなに分かってもらい、自分の生活に取り入れながら健康づくりに役立てて欲しいと願っています。また、くるくまを訪れた方々には、家に帰ってきたようにくつろげる雰囲気、あるいは疲れた体を休め、抱えているストレスを取り去ってくれるような環境を、これからも提供していくため、社員が心を一つにして努めていきたいと考えています。


*連載は今回で終了となります。

  これまでの連載におつきあいいただき、ありがとうございました。
  43年という節目を迎え、新たな一歩を踏み出そうとする仲善ですが、
  これまでご支援いただいた方にはより一層お役にたてるよう努力しつつ、
  またこれからお会いするかもしれないあなたと出会えることを楽しみに
  して、日々まい進して参りたいと思います。
  今後とも仲善を、どうかよろしくおねがいいたします。

2011年12月01日